マイキー勝ったなあ 遠かった勝利 長かった道のり

マイキーこと嵯峨野昴君がESWCで予選を突破し

決勝トーナメント進出を果たしました

彼とは2年前の秋、ESWC(パリ)に向かう

待ち合わせ場所(成田空港)で初めて会いました

やや遅刻気味で現れた彼はトレードマークのハンチングに

空気で膨らます枕を首にかけ、

いかにもゲーマーらしい照れ屋っぽい感じで現れました

すでに、風格もありウイニング11では世界2位になった実力者でした

そして、現地会場では、二見ことるるる君がサポートに入り

正直、彼の実績なら決勝トーナメントは楽勝だろうと

もっぱら、CoDの方についていました

しかし、現実は予選敗退、大変厳しいものでした

その後、彼はFIWCというFIFA公式の大会に挑戦しました

なんと、90連勝という厳しいオンライン予選を突破し

見事本戦に進出することになりました

場所はドイツミュンヘン

私はまったく部外者なのに、応援団として

ミュンヘンまで駆けつけました

理由は世界を獲ろうとする選手を間近で見たい、

ただそれだけでした

いろいろありましたが、残念ながら予選敗退

しかし、思いました

あまりにも準備が足りないと…

そして迎えた、昨年のESWC、クエイクの元プロゲーマー

uNleashedこと田原氏を監督として迎え入れ

しかも、1週間前からパリ入りし、オンラインで

欧州の選手と練習試合を重ねました

しかし、女神はなかなか微笑んでくれません

またしても、厳しい結果を突きつけられることに

最終戦、勝てば決勝トーナメント進出

前半2-0でリードして折り返したものの

残り1分、まさにドーハの悲劇がおきました

結果は2-2の引き分け

予選グループ5位

またしても、あと一歩で跳ね返されました

その後の彼は、活動の場を海外にしようかどうしようか

そんな模索をしているなか、国内ではe-sportsの団体が立ち上がったり

若手の有望な選手が育ってきたり

彼自身もいろいろ迷っているなか、国内の大会で負けたりして

その頃の彼は、国内大会に力が入らないと

自身に苛立ちを見せていました

そんな彼をそっと見守るしかありませんでした

そして、迎えた今年のESWCはかなり変則的なルールとなり

マイキーは苦戦するだろうと予測されました

しかし、始まってみれば

初日、2勝1敗1分で予選4位で通過順位

2日目、最終戦は引き分け以上で決勝トーナメント進出

生配信されていない彼の試合は田原氏のTwitterしかわかりません

(今年も彼は自費で監督として田原氏に同行をお願いしていました)

予選最終戦、速報がTwitterに流れました

3-1マイキーリード

しかし、昨年のドーハの悲劇を頭がよぎります

「神様どうかマイキーを勝たせてやってください!」

パリの方角に向かって両手を合わせていました

 

なかなか、速報が流れません

 

気になった私はtwitchTVのESWC画面をチェックしていました

その数分後、3-2

彼が勝った事実がtwitch画面に流れました

 

勝った!

 

長かった彼の戦いは1つの結果を出しました

私の記憶だと日本人でESWCベスト16は

4DNという伝説のFPSクランが、

CS1.6で達成した以来聞いたことがありません

帰国後、彼は少しずつ遠い存在になるかもしれません

いや、なってほしい

今後彼を追随するゲーマーの為にもならなくてはと思います

マイキーこと嵯峨野昴君は日本人ゲーマーの可能性を見せてくれました

次に続くゲーマーが現れることを期待しよう

 

  

おめでとう!マイキー

帰ったら上手い酒を酌み交わしたい

 

※写真はtwitchTVでマイキーの勝利が流れた時の画像