顧問の先生に訊く「eスポーツ部」の難しさとノウハウ

今回は高校の「eスポーツ部」について、「TOKYOゲーミングシェアハウス」の大家が八幡工業高校の三浦先生にお伺いした内容をお届けしていきます。

 

※前回の記事はこちら 広がりを見せる「高校eスポーツ合宿」運営者インタビュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――学校の先生が部活として行うことについて、eスポーツとほかの部活との違いや難しさはどんな点でしょうか?

三浦先生:部活としての本質は同じだと思います。球技であったり陸上であったりと種目が違うだけで、生徒が選手として成長するプロセスは一緒です。日常生活はきちんとしていないといけないですし、結局そういうところをちゃんとしないと選手として伸びないんですよね。いわゆるフィジカルスポーツで言われている当たり前のことは、eスポーツでもほぼ当てはまります。

――それでもハード面やソフト面では、なにか違いがあるんじゃないですか?

三浦先生:まず、お金がかかるところですかね(苦笑)。機材や場所の問題とか……。

――機材で言うと、例えば吹奏楽の楽器なども高価なものですが。

三浦先生:吹奏楽だと長い伝統があるうえに楽器も高価なものであるという周りの理解があるので、協力が得やすいのかなと思います。eスポーツの機材であるパソコンは玩具やビジネスツールとしての認識しかなく、買うとなるとなかなか難しくなりますね。

――それ以外にも、eスポーツを部活でやろうとする場合の難しさはどんな点でしょうか?

三浦先生:伝統がないことですかね。エビデンスもなかなかなくて模索しながらやってきたので、そういったところが難しい点だと思います。

――ハード面での難しさは何でしたか?

三浦先生:始めるのに時間がかかります。一気にやろうとすると高額になるため、コツコツと計画的に機材を増やしていくしかないんです。ここは時間がかかるので我慢しながらやってきました。

――他校の先生から相談を受けたりはしますか?

三浦先生:それはありますね。あとは企業さんからもあります。

――では今、全国にいるeスポーツを部活でやりたい先生たちにメッセージをお願いします。

三浦先生:全国にすでに5年ぐらい活動されている学校さんもあり、それぞれノウハウもあるかと思います。ぜひ、そういった地域のeスポーツに取り組んでいる学校さんに問い合わせてもらいたいですね。門をたたいたほうが早いですよ。私の時は門すらなかったですから(苦笑)。そうなればまた新しいネットワークがつながりますし、みんなで取り組んでいけたらいいなあと思っています。

――学校の事情など、なかなか言い出せない先生もいらっしゃるかと思いますが。

三浦先生:最初のスタートの障壁が高いので、それさえクリアできればその後はうまく回っていけると思います。基本は楽しみながら部活を作っていく感覚が持てるといいんじゃないでしょうか。楽しめなかったら、障壁が大変なので(笑)。

――今日はありがとうございました!

満室御礼

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